2018年12月

ーあれから数日が経ったある日

下校時、私は他の友人2人といつもの様に駅前をぶらぶらしていたのだが、その日は吹雪いておりとても寒くて、3人で学ランを震わせながら一歩一歩、ゆっくりと転ばない様に歩いていた。
私の地元では雪が下から上に降ると言われており、関東の人にそれを話しても皆さんが首をかしげる。要は地吹雪が強い街なのである。

私達は止むを得ず、暖をとる為に駅の中へと入った。
地元の駅では左から交番、駅、お土産屋さん、駅そば屋さんと並んでいる。
贅沢を言えばそば屋さんで天かすと七味唐辛子をたっぷり入れたかけそばを食べながら暖をとりたかったのだが、当時は高校生で財布の中には小銭ばかりが入っており、自然と駅の方に足が傾いた。お金がかからない場所へと吸い寄せられるのは学生の性なのだろう。

駅構内を歩きながら、暇を潰すために新しい風景を探す。
改札の先に見える他の駅にはそう無いであろうゼロ番線、その横にはコーヒーばかりが売れている売店、周囲には私達と同じように暖をとる様々な学生服を身に纏う高校生達…見慣れた光景だが、なるべく新鮮さを出すように工夫しながら観察していく。
その時であるー

友人「よぉ、JJ!」

私は彼の中学時代の友人かなと思いながら、挨拶しようと振り返ったのだが、そこには…

もっこり(げっ、この前のシャブ中じゃん!よりによってアイツの知り合いかよ…)

彼等の会話に入らないよう、気付かれない程度になるべく距離を置いた。だが、それも無駄な抵抗であった。

シャブ「あのぅ、お兄さんおでにタバゴを恵んで下さいませぬか?今度タクシーですたみな太郎さ連れでってご馳走すっがら!」

地元の人間でも、耳を澄ませなければ聞き取れないくらいの強い訛り口調で語りかけてくる。
彼は携帯電話の電卓機能を開き、このくらいおトクですよとアピールする。

冗談じゃない。
すたみな太郎は隣町にあり、地元から30kmくらい離れてる場所なのに、そこまでタクシーだとかやっぱりコイツぶっ飛んでる…とは思ったものの明らかに30歳前後で目上の人なので、とりあえず敬意を見せるためにタバコを2本、こっそりと渡した。

シャブ「ぉおおおお〜!!!ありがとうございますっ!ありがとうございますっ!!命の恩人だぁおめぇさんは。今日からおでだぢはマブダチだぜ!ありがどぉ〜!!」

叫びながら、サングラスを取り出して私の顔にかけさせようとする。
明らかに100円ショップで見たことのあるサングラスだった。
少々嫌がる素振りは見せたが、強引にかけさせられた。
 
シャブ「お、お、お、おめぇさんどごのヤンキーや!!ずびばぜんでした〜▼%♨︎★♯◇◎」

彼は私に勢いよく土下座してきた。
近くに交番がある事や周囲の方々の視線も気になり、メチャクチャ恥ずかしくて焦ったのを覚えている。
…帰りたい。心の底からそう思った。 

そんな矢先に、彼から連絡先を聞かれて渋々交換した。
彼は私にOTJJと名乗った。
以降、彼をJJと書くことにする。

ーこれが、後に私を顕正会に入信させたJJともっこりの初めての会話である。
 

2004年の冬

彼と私との出会いは地元の駅である。
当時、高校一年生だった私は学校帰りに友人を連れて駅の近くで隠れていっぷくする場所を探しながらぶらぶら歩いていた。
そんな時であるー

格闘技が大好きな方はご存知であろう、あの山本Kidさんに激似の男性がミッキーマウスの様なカチューシャをして変な自転車に乗りながら、駅前をぐるぐる回る様に運転していた。
どう変なのかというと、前カゴの前方には「彼女募集中!」側面には「浜崎あゆみ命!」「誰か結婚してくれ!」と書かれてある看板みたいなものが付いており、両ハンドルの内側にはパフパフ鳴るラッパの様なものが左右に3個ずつ付いており、工事現場から持ってきたであろう赤くチカチカ点滅する細いロープの様なものを自転車全体に巻き付け、極め付けは後方にウーファーを積んでいた。
彼の近くでは重低音が鳴り響く。

そんな自転車を手放し運転で上半身はパラパラを踊りながら私達の近くを横切る。しかもアイスバーンがあり滑りやすい道なのにも関わらずメチャクチャ速い!!

キツい香水の匂いと共に遠くに去って行く彼をずっと見た後に、私は友人に「やべぇな、久しぶりにスゲェぶっ飛んでる変態見たわ。なんだアレ!」と笑いながら尋ねた。
 
友人「あぁ、アイツは俺の近所では有名だよ。シャブ中ってあだ名なんだ。バカボンっても呼ばれててとにかくあの通りアブナイ奴だから関わんない方がいい」

もっこり「うわ…マジかよ(汗)こんな小さい街にもああいうスゲェの居るんだな…どうやったらあんな風になるんだろ、ウケるわ〜!!(爆笑)」

二人で爆笑しながら駅を横切り、人気の無い建物の影に隠れていっぷくする。
真っ白な銀世界の中で身体中が震える。そして煙と共にたくさん出続ける白い吐息、しかし肺の隅々まで満たされていく赤LARKの味…朝から下校時間まで我慢していた甲斐があった。
未成年同士が馬鹿話に花を咲かせながら真冬に隠れて吸うタバコは格別に美味かった。


ーこの時はまだ知る由もなかった。このすれ違いが私の運命を大きく変える事になろうとは…

皆様はじめまして^ ^
罪障もっこり副長と申します。 

私は平成17年1月16日に山形県の自宅拠点にて入信し、男子部副長として東北や在京に移り住みながら10年間信心しておりました。
顕正会組織で様々な事があり、三年程戦列を離れてから、平成30年10月6日に「邪宗・顕正会はいらない」のブログを通して静岡県の順妙寺様にてSOPH..様の折伏により日蓮正宗に御受戒させて頂くに至りました。

ブログ開設の理由や目的としては、非力ながら一人にでも多くの現役顕正会員をはじめとする方々に真実を知って頂きたく、皆様の苦悩に対して少しでも御力添えが出来ればと思い、そして願わくば皆様方と一緒に日蓮正宗で信心を楽しみ切って、広宣流布を一緒に戦いたいとの思いが抑えきれず、ブログ開設に至りました。

まずは私事で大変恐縮なのですが、記憶している限りの顕正会に入信して今現在の日蓮正宗信徒とならせて頂くまでの経緯やエピソード等を出来るだけ生々しくフレッシュに綴らせて頂きたいと思った次第です。 
立ち上げたてですので、相談窓口等は追って作って行きたいと思います。
文章が拙く、もっこりしていてむさ苦しいブログになるかと思いますが、お付き合い頂けますと幸いで御座います。
何卒宜しく御願い申し上げます( ͡° ͜ʖ ͡°) 

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