2005年4月電話にてー


AS「俺、結婚するごどさなりました。」 

もっこり「うおっ!?マジっすか〜。。。突然でびっくりしましたよ(笑)おめでとうございます!!」

AS「ありがどっ!今度式挙げる為にカミさんど一緒に本部さ行ぐわ〜!」

もっこり「顕正会でも結婚式があるんですね?なんか、、、どんな感じなのか想像つきません(苦笑)」

AS「んだろ(笑)まぁざっくり話すど御本尊様の御前でカミさんど一生涯共にするって誓う感じだ!もし離婚したら頭破七分だっての。」 

もっこり「なんか、メチャクチャ厳粛な感じですね!お気をつけて行ってきてくださいよ。あ、土産話楽しみにしてます!でも、どうして今なんですか?」

AS「それはの、カミさん総班どAS支隊の誓願が突破でぎだがらだよ。お互い誓願勝利しねぇど結婚する資格なんかねぇど思っての。んでもっこり君が1番に貢献したがら、だがら早ぐ報告しねばど思って。」

顕正会幹部あるあるの誓願勝利しないと恋愛やら贅沢やらする資格なんかないという言い回しだ。
私もこれ以降よく耳にする言い回しである。
決まってこの話を聞いてからは後味が悪い。
当時の私も少なからず違和感を感じたものである。
本当にそういうものなのか?と。
じゃあ俗に言う「化石信心」と呼ばれる人達には何の資格すらないのか?と。
しかし祝福すべき場面だ。今は私感を殺してAS支隊長に気持ちよくおめでとう!とだけ話そう。よし!
そう自分の中で決めて、精一杯の祝福をした。

やがて電話を切り、部屋で冷めたコーヒーを飲み直す。
すっかり電話に夢中で飲むのを忘れていた。

もっこり(大悪起これば大善来たる…か。)

走馬灯のごとくに先日の悪夢の入信勤行が頭の中によぎる。
と、同時に本当にこれでよかったのだろうかとも考えた。
現に後輩2の祖父はこの短期間で認知症を患い、家を出て行方不明になった末に日本海沖で変死体になって発見された。
これがもし、顕正会で言うところの罰の現証であるならば、仏法は残酷であるという見方もできるよな。なんても考えた。
私がニセ本尊を見せて罪障を積ませた結果がこれだと今振り返れば思うが。

確かに仏法に無知は許さない。
これが仏法の厳しいところであり、仏法の行者として信じて行じるだけではなく、正邪や化儀を学ぶこともまた臨終までの課題となる。
私は元々一度考え込むとどツボにハマるタイプだ。
故に、当時は身体が動くのであれば考えずに戦えと、自己暗示をして無理矢理消化させてきた部分がある。
仏法に対して考え込む事自体が煩悩障であり、歓喜を失わせる魔障だと思い込んでいたからである。

この時はあまり深く考えないようにと、1番何も考えてなさそうな人物に電話をかける。
そう、NNだ。

もっこり「もしもし、ASさんも結婚するんだってや。お前の親父さんに続いてめでだいごどが連発だぜ!」

NN「は?ASって誰や?」

もっこり「ん〜…あれだ、お前らがあん時神ッパどが言ってだろ?あの人!」

NN「お〜、あのメガネASさんっていうなが。真面目そうだ顔してちゃっかりやるごどやってだなの。ぶっぽーだげじゃあねがったなが〜(笑)」

もっこり「メガネって(苦笑)まぁそういうごどだ!なんでも顕正会の本部会館で式挙げるみだいだよ。」

NN「んだなが〜ってが結婚式の時ASさんどんな表情でぶっちゅすんのがなあぁあああ!!(爆笑) 」

もっこり「さすがに本部会館でそういうごどはしねぇだろ!あの人はお前どは違うがら(笑)」

NN「俺のほうが清楚系だがらの。なんかASさんに2人でお祝いしよーぜ!」

もっこり「それは絶対ないわ(笑)いいね!飯でも食いに行ぐが?」

NN「つまんねーな、脳みそ使え。」

もっこり「お前に言われたぐねえよ。じゃあなんだったらいいのや?」

NN「ASさんさエロビデオあげっがなぁあああ!!!(爆笑)全部俺のセンスで。」

もっこり「ばかやろう!却下だわ(笑)…まぁ、焦らず追々考えますか!何事も深く考えないお前がいい意味で羨ましいわ。とりあえずまだなんかあったら電話するわ〜せばの!」


仏法の話をしようとしたが、馬鹿話で殆ど終わってしまった。
逆にたくさん笑えて私の方が癒された。
冷めたコーヒーがうまい!当時の私は歓喜が心から充満していた。
周囲の方々が確実に幸せな方向へと進んでいるのだと。
そして、この時はまだ知る由もなかった。


顕正会を辞めるかどうか、しばらく悩み続ける日が来ることを。


2005年4月下旬AM9:00学校にてー


担任「えー、今日は皆様にえー、学校生活をおくるに当たってえー、気をつけていただきたいことがあります。」

担任はプリントを見ながら険しい表情で私を含めたクラスメイトに語りかける。

担任「えー、なんて読むんだこれ?けんせいかい?だな。ふじたいせきじけんせいかいという悪質な宗教法人があってですねえー、高校生をターゲットにしてえー、強引な勧誘をしているそうだ。皆さんくれぐれも注意してくださいね。えー、宗教にハマってる人間は意外と身近に居たりするもんだぞ!」

あとあと聞いてわかったことだが、これは全校で話されたとのことだ。
間もなくして、私は職員室に呼び出される。

担任「えー、もっこり。何でお前が呼び出されたか心当たりあるか?」

もっこり「どうしてです?」

担任「お前なんだよな?えー、なんだっけ?顕なんちゃら会に入って変な呼びかけしてるのは!」

もっこり「顕正会には所属しています。けど何を根拠に変とか悪質とか話してるんです?」

担任「大人の信者を同伴させて車に友達を乗せて断れないような空気作って勧誘活動してるそうじゃないか!えー、明らかに強引だよな?強引!友達なくすぞお前。だから速やかに勧誘はやめろ。な!」

もっこり「いや、でもあくまで選ぶ権利は相手であって…!」

担任「とにかくなもっこり!!えー、学校は勉強したり部活などに打ち込んだりしながら自分自身を模索しつつ将来の地盤を固める場所だ!えー、だから遊ぶ場所でも勧誘する場所でもない。えー、宗教に興味あるなら大学行って勉強するなり、えー、高校卒業して出家するなりしてだな、えー、やればいいだろ。なぁ!?えー、親御さんのすねかじってる間は静かに過ごせ。」

もっこり「つまり先生は自分に信心を辞めろとでも?」

担任「そこまで言うつもりはない。個人の自由だからな。うちの学校だって浄土真宗の学校だけどえー、あの人何やってたんだっけ?クリスチャンだ!そう、クリスチャンの先生だっている。えー、ただ関係ない人や学校や家族を巻き込むな!」

もっこり「幸せになるということに関して誰も関係ないのでしょうか?本当にいいものだと思って教えてるだけなんですけど。」

担任「そういうのが押し付けがましいんだよ。えー、それが周囲の人間に対してどれだけ不快感与えるのか分かるかお前?」

もっこり「どう感じようが相手の勝手だと思います!大事なのは信仰を保った後の真実、それからそれがいい結果なら人に勧めるのが慈悲なんじゃないでしょうか?」

担任「慈悲ねぇ〜ありがた迷惑だとしか感じないな(笑)えー、何回も言うがもっこりや宗教団体の価値観は否定しない。えー、だが!周囲を巻き込んで学校の秩序を乱すことはやめろ!以上だ。もうお前教室戻れ。」


殆ど自分が伝えたいことも伝えられずに話が終わってしまった。
まぁ当時はぶったまげた。朝っぱらから学校で顕正会の話が出てくるとはと。
顕正新聞の中に書いてある同い年くらいの高校生が登壇する内容が私の身にも起こったと思う程に心臓がバクバクして武者震いが止まらない。

もっこり(くぉ〜…すっげー!俺にもついに、ついに!本格的な怨嫉が、法華経の冬がきたぜっ!!…桜キレイだし今春だけどな。)


ここまでは大丈夫だ。
問題はここからである。
高校生顕正会員名物…

「家族の猛反対」だ。

この週の日曜日の早朝に日曜勤行のために外出しようとした、そんな時である。

もっこり父「お〜もっこり、最近日曜日はどえらい早起きだな。今まで朝帰りして昼過ぎまで寝でだ癖によ。」

もっこり母「ヤクザとタバコ吸いながら宗教活動でしょ?キチガイ同然だな。」

もっこり(…ヤクザ?ああ、SSKさんのごどが。でも何で知ってんのや?)

もっこり父「困るんだよなぁ〜そういうの。うち客商売やってるし、家庭に信仰持ち込まれるど。立派な営業妨害だぜ?」

もっこり「あのなぁ…そもそも人のごどヤクザどが決めつけんなやめろよ。」

もっこり母「街でヤクザがお前を連れ回してるどご見だ近所の人間何人もいるんだよ。それにお前の友達がらも聞いだよ。変な宗教にハマってんだって?頭大丈夫がお前?」

もっこり「変じゃねーよ。だがらさっきっからヤクザヤクザって決めつけんなって!」

もっこり父「なぁもっこり。じゃあお前は今なぜちゃんと飯食えて何不自由なく学校行けてる?今現在俺らの経済に甘えてる結果だしそれが全てだろ?自分の立場考えろよ。」

もっこり「………。」

もっこり母「これで分がったろ。お前がやってんの顕正会っていう宗教なんだってな。逮捕者も続出してる団体だぞ顕正会は!お前も犯罪者になりだいのが?」

もっこり「んな訳ないだろっ!逮捕者?ふざけんなよ。デタラメ言いやがって!」

もっこり母「デタラメじゃないんだ。インターネットで調べたら出てきた情報なんだよ。」

もっこり「16年間一緒に生活していて目の前で話してる俺よりもインターネット信じるのか?」

もっこり母「当だり前だろ。勉強もろくにできない社会的にも使えない落ちこぼれのお前を信用してどうする?」

もっこり「は?学力関係ねーだろ。じゃあオウム真理教なら高学歴集まってるがら信用でぎるってが?くだらねぇ考え方だな。ってかもう時間ねーがら行ぐわ。約束してる先輩待ってんだ。じゃあの!」

もっこり父「待でや!!」

私が玄関へと歩き出そうとした瞬間に、両親から羽交い締めにされる。

もっこり「何すんのや?離せ!!」

もっこり母「今がら一緒に精神科行ぐぞ!もっこり、お前は心の病気なんだ。洗脳されでるってごどは。現実逃避すんな、検査すりゃ分がるがら!!」

もっこり「意味分がんねぇよ!!顕正会で俺が、先輩が何悪いごどしたっていうのや!?なんで信仰してるだげで病気なのや?だったらまず俺を仏教系の幼稚園ど高校に入れさせだあんたが先に行ってこいや!!お?いい加減にしろよ!!」

もっこり母「お前がやってる邪悪な宗教ど一緒にすんな!!この親不孝者が、恥さらしのゴミ屑が!!」

全身を押さえつけられながら私が必死に抵抗する傍らで携帯が絶えず鳴り響く。


もっこり(もう無理だ、合流出来そうにない。。。ごめん、SSKさん…)


※お読み下さった皆様へ/अनुरोध

For Japanese
現役顕正会員さんのご相談や愚痴などを受け付けます。懐かし話などでも大丈夫ですので、何か感じられた方はお気軽に下記のご連絡先にメッセージを頂ければと思います。
但し、変なのには全魂込めてシカト致しますので何卒ご了承願います。

For nepali
यदी तपाईंहरु को रूम सम्मा केन्स्योउकै"नन्म्योउआवरएङेक्योउ"को मन्छे आएको अनि मेरो मैल अद्द्रेस्स सम्मा मेस्सगे दिनुस ।
केन्स्योउकै को दर्मा म एक्दम नराम्रो ग्रूप त्यसैले । 

罪障もっこり副長(मोक्कोरी)
gozaise_no_cocacola@icloud.com