2005年4月6日20:00頃、駅前にてー


現在はHR副長の車に乗って駅近くのコンビニ駐車場に2人で居る。
先日6名の入信が叶い、うち中学生が1名。
結果としては5名の証拠を賜わった。
本来ならば当時としては大感激する場面だったが、今回は違う。
前回の記事に書いたとおり、入信勤行は終始滅茶苦茶だった。
重たい空気が漂う。そして昨日からずっと頭が痛い。
身近な方の中で一番冷静そうなHR副長に昨夜の件を予め電話で伝え、その相談を乗ってもらう前提で合流した。
合流して間もなく、HR副長の携帯に着信が入る。
昨夜参詣していたIY総班長だ。殆ど交流がなかったので何区かは忘れてしまったが。
私にも聞こえるように音量を上げる。

IY総班長「もしもし、昨夜の参詣の件なんですけどね、AS支隊長は何を考えているの?1名の入信を、1人の成仏を全く重んじてないようで本当にムカついだ。あの場に居だみんなが同じ気持ちだよ。だって入信日って顕正会員にとったら第2の誕生日よ!?それに泥を塗る行為だってあんなん。これどう思うHR君?」

HR「支隊長配慮に欠けるからなぁ〜、、、あ、そうだ!もっこり組長隣に居るがら代わってもいい?」

IY総班長「えっ、本当に?じゃあお願い。」

もっこり「あ、もしもし12隊のもっこりです。昨夜は多大なご迷惑を皆様に被らせてしまい、本当に申し訳ございませんでした!!あの…」

IY総班長「あら〜もっこり君は悪くないのよ?坊やを責める気はないの。折伏頑張ってるじゃない!悪いのはAS支隊長。こんな健気な高校生1人にも配慮が行き届かないなんてまったく!!」

もっこり「いや、しかしあれは自分の縁で…!」

IY総班長「いいの。何も心配しないで。今は大きい魔障が来てもっこり君が信心強くなるチャンスなんだから!ね?えーとHR副長に代わってくれる?じゃ、ウチら組織違うげど一緒に山形盛り上げていごーのもっこり君!」

懸命に励まそうとしていたのは伝わったしそのお気持ちは大変有難かったのだが、悶々としたままIY総班長との会話が終わった。
HR副長とも少し会話して電話を切る。
前を向いたままHR副長がゆっくりと口を動かす。

HR「昨日は本当に大変だったみだいだの。今気持ちは大丈夫?でも昨日の件は支隊長に問題あるど思うよ。もっこり君は何も悪くないど思う。救いたぐてみんなさ教えだんでしょ?それだげじゃん。むしろよぐ頑張ったど思うよ!?」

もっこり「ありがとうございます。でも昨日の件は正直自分に責任があると思います。自分の縁だし、入信勤行は自分が側にいて、止めることも何もできなかった…だからAS支隊長だけ責められるのは納得いきません。みんなAS支隊長だけを責める理由は自分がまだ日が浅い顕正会員だからでしょうか?高校生だから、組長だからでしょうか?入信浅い人間でも何でも許される訳じゃないですよね?」

HR「でものもっこり君、よーぐ考えでみ?もっこり君は予定入れで折伏しただげじゃん。そごにSY君ど支隊長が応援に入ったよの。支隊長は支隊っていう組織のトップ。長だよ。もっこり君やSY君が支隊員であるならばあの人が指揮を執る立場な訳よ。それなら危ない人だど思ったら入信勤行断るごどだってでぎるはずだろ?整理や収拾がつかなそうであれば後日入信という手だってあるし。要するに全ては支隊長の判断ミスだよ。もっこり君は組長どして指示通り動いでだだげじゃん。それで悪者扱いされるんなら唯一正しい団体顕正会って一体何って話さなるじゃんか。」

もっこり「HR副長の言い分も分かるんですけどね、1人の人間を責めるということを見聞きすると自分が関わってることもあるんで胸が苦しくなります。」

HR「まあね〜わがるよ。でもね、残念ながら俺だげじゃない。さっきのIY総班長をはじめどした女子部の方々もそうだし21隊の方々もそう、そしてこの件は浅井男子部長のお耳にも入ったらしいげど、みんなもっこり君に対しては何も言ってない。浅井男子部長なんか相当御憤りだったらしいよ。つまり今話した内容は顕正会の共通認識。そういうごどになる。」 

もっこり「…これからのAS支隊長は支隊長として顕正会では問題なく活動出来るのでしょうか?」

HR「正直な話、誰さも言わねでの。男子部長まで話が行ぐってよっぽどだがらの、AS支隊なぐなるがもしれね。WI総補も一緒に腹括ろうってさっきお話されだらしい。まだ組織がどうなるがわがんないげど、21隊どの信頼関係は間違いなく壊れだど思う。」

もっこり「21隊KY支隊長宅…自分が入信した場所なのに。ただ広宣流布を見つめて他の組織の人達とも仲良くやっていきたいだけなのに…全部、全部俺のせいで…情けねぇ、畜生っ!!」

数分間沈黙が続き、HR副長は隣で前を向いたままタバコを吸っている。
やがて火を消して私に声をかける。

HR「…ぺヤング、一緒に食べるが?今がら一緒にヤン様タイムだ!まぁ、信心やってるど色んなごどがある。罪障だってあるし魔障だってある。真面目にやってる人が功徳頂けて、背く人が罰を受ける。仏法が本物なら最終的にどう転んでもそうなってぐよ。とりあえずコンビニ行ぐわ。」

数分後、でかいぺヤング2つ買ったからお湯入れて持ってくの手伝ってと欲しいと言われたので、食べる準備をしてHR副長の車に入る。

もっこり「今日は色々と本当にありがとうございます。いただきますね。」

HR「俺もの、元々学会員だったなや。生まれながらにして学会3世だった。仏法が物心ついだ頃がら身近にあっての、まぁあんまし深いどごろはわがんねがったげど(苦笑)でも段々と生活行き詰まってしまってや、何回も自殺しようども考えだ。高校も訳あって中退してしまったし腰痛が酷ぐなってまともな生活はでぎねぐなるし挙げ句の果てには悪徳業者がら騙されでしまって500万の借金もでぎだ。。。あん時は一番辛がったよ。」

もっこり「マジっすか!?波瀾万丈な人生ですね。」

HR「まぁの。そん時に同級生だったさっき電話で話したIYさんがら折伏受げでの、そん時は仏法って学会だげじゃあながったんだ。他の団体の仏法ってどんななんだろ〜なんて思って入会したなやの。親戚が名古屋がら来たりして一家で大モメして大変だったっけ(笑)でも人間の性なのがな〜なんか反対される程燃えできてや、気づいだら腰痛もなぐなって仕事も順調さなったし500万の借金も一気になぐなった。こごまでよぐなったんだがら頑張ろうって思ったけ。」

もっこり「500万ですか…でも一気にってどうやって??」

HR「ほら、悪徳業者に騙さいで教材買ってしまっての。それで借金でぎだんだげども入会した直後にその会社倒産してや(笑)」

もっこり「登壇モノじゃないですか!半端ないっすねそれは。」

HR「だろ(笑)でだ、大悪起これば大善来たるだがらもっこり君さも頑張って欲しい!」

もっこり「了解です!!」

その日の夜、夜空を見ながら過ごしたヤン様タイムは大変に心地良かった。
結局顕正会からAS支隊に対しての処分は厳重注意で終わった。
正直御本尊の接写もあったなら注意どころではないはずなのだが。
何日か経って、私が部屋でゆっくりしてる最中に携帯に着信が入る。
………後輩4だ。憂鬱だ。

もっこり「もしもし、おー後輩4が。どしたなや?」

後輩4「俺ん家今がら来て。もっこり君びっくりすっがらや(笑)」

もっこり「何企んでんのや(笑)」

後輩4「変なごどしねぇがら大丈夫だよ。1分で来て。」

もっこり「5分で行ぐわ。待ってで。」

後輩4「4分遅刻してきたらもっこり君の乳首4つもいでやる(笑)」

もっこり「4つは無理だな(笑)そんなに裕福じゃねぇよ。とりあえずまだ後での。」

後輩4「痴漢さ気をつけろよ〜」

これから暫くの間は後輩4も出てくるので今後は彼をNNと書くことにする。


ー数分後、NN宅にて


もっこり「お邪魔します。おーNNどした?」

NN「俺さもう一回拝み方教えで。」

もっこり「は?この前あれがらマジで大変だったんだぜ滅茶苦茶にしやがって。でもどういう風の吹き回しや?」

NN「なんみょーほーれんげーきょーあれがらやってるよ。」

もっこり「お前が?……ぶっははははははは(爆笑)嘘だろ!!?めっちゃ面白ぇわ今の発言!!(笑)」

NN「似合わねろ(笑)でもノリで拝んだらや、親父が再婚すっこどさなて俺も告らいだ。これ、母ちゃんど彼女の写真。」

もっこり「お母さん若いね。めんごい彼女さんも捕まえで。優等生みだいな感じの子じゃん。お前どは真逆だな(笑)」

NN「新しい母ちゃん今26だよ。親父がスナックで捕まえできたんだってよ。彼女めんごいだろ〜ま、俺には負げるげどの。」

もっこり「いや、明らかにお前が負げでるだろ(笑)」

NN「そういうごどだがら、いっしょに拝もーぜ!」

もっこり「ああ、わがった。いいよ!とりあえず短い方がら教えるよ。」

NN「は?馬鹿にすんなよ。長い方教えろし!」

もっこり「わがった。足痺れだら崩せよ。」

NN「俺サッカー上手いがら大丈夫だ。」

もっこり「サッカー関係ねえよ(笑)じゃあやるぞ。南無妙〜…」

私達はいそいそと勤行を始める。
だが方便品の中盤で、とんでもないものを目にする。
大量に飾ってある缶バッジ。私の目の前にある1番でかい缶バッジのデザインが、はーいボインでーす!と書かれてあり上半身裸のパーマをかけたオバちゃんが勢いよく手を上げている絵だった。
私もはじめは我慢していたが、勢いよく吹いてしまう。

もっこり「ひゃくせんまんのくむーしゅーしょーぶっ…!!!ははははははは(爆笑)」

NN「おー!何やってんのやもっこり君。やり直しだろこれ!」

もっこり「ごめんごめん!でもや、はーいボインでーすは反則だろ!!オバちゃんの垂れ具合生々しいわ(爆笑)どごでこんなの見つけでくんのや!?」

NN「駅前の雑貨屋。そんな気になるなら危ねぇの外してもー1回やろーぜ。」

もっこり「おう、すんませんでした(苦笑)てがお前よぐ気になんねぇの。」

後輩4「もっこり君どは集中力が違うがらの(笑)」

通称「笑わせる魔障」
全て笑い上戸な私がいけないのだが、当時このようなことや勤行中の思い出し笑いをそう呼んでいた。
ある日AS支隊長が拠点で導師をしていた時も御観念文中伏せてる時にAS支隊長の携帯にワン切りが入りOT×Jと出ている文字が一瞬見えて吹き出した。
忘れた頃に、御観念文中に急にJJが出てくるのは反則である。
まったく思い返す程に都合のいい話だ。
まだこれからこういう類いのことはあるのだが。
にしても彼の一言、無性に腹が立ったのをよく覚えている。
結局ボインバッジをはじめ、危ないのを3つくらい外して勤行を仕切り直す。
正直それでも思い出し笑いしそうで危なかったのだが。

まもなくして学校では離任式があった。
新人の先生、定年退職される先生などが挨拶する。
実は私が居た学校の先生には、後の区長になるSJさんが居た。
当時は顕正会の活動を復帰したところで、これから勧誘活動を頑張ろうと決意していたところだったそうだ。

SJ「街で私を見かけたら、気軽に声をかけてくださいね。それでは皆様お元気で。」

と私の通う学校を去る前の最後の一言で、このように話していた。
私は当時、折伏目的だなと心で笑いながら聞いていたのを憶えている。

この翌週くらいに後輩1〜3と会った。
彼らも勤行をやったみたいだが、効果ぎ現れるどころか祖父が行方不明になった後で変死体で見つかったり、野球部の練習をしようとする度に靴紐が毎回ちぎれたりなど、あれからいいことなんか起きないと私に責めてきた。
また、入学式を終えて間もなく、RNSが休み時間中に私を呼び出して、DMとJちゃんの数珠を返してきた。
理由はもう効果を感じないとの事だ。
無論、当時の私はそれらを罰だと言った。
むしろ、ニセ本尊の前まで連れて罪障を積ませているのは私だったのに。
功徳と罰ばかりに囚われて教学もロクに学ばなかった現役時代のことは、今振り返るほどに反省するばかりだ。

ちょうどそのような頃、AS支隊長から電話がかかる。

AS「俺、結婚するごどさなりました。」