ー2005年1月下旬


SSKさんと私はJJが逮捕された話を女将さんから聞いて、暫くの間呆然としていた。
突然の出来事だったので、状況も理解出来ずに吹雪の夜空の星を見つめながら、ただそこに立っていた。
SSKさんが一瞬真剣な表情になった後に、ゆっくりと立派に生えた髭と一緒に口を動かし始める。 

SSK「もっこり君、とりあえず俺の車さ乗ってビデオでも観に行ごうぜ!」

もっこり「分かりました。失礼します。」

助手席にはCDなどが山積みになっていたため、後部座席に座る。
私たちは前回に入信勤行の席でお会いしたが、まだ入信間もない私は顕正会員としてではなく一人の先輩として彼に接していたので、ビデオとはビデオ放映ではなく隣町にあるショッピングモールの映画館に誘われたと思っていた。
男2人きりで夜の映画館に…想像すると怪しい光景である。
今思えば最初に一言ビデオ放映の存在を教えるべきじゃないかと考えるが、当時はSSKさんもとりあえずビデオ放映に連れて行きたいと必死だったのだと思う。
車が動き出すと、私たちは他愛のない話題で盛り上がった。

スーファミで熱中したゲームはお互い何だったかとか、お互い吸ってるタバコの銘柄の話だったり、うまい棒の1番好きな味についてだったり…
決して口が達者な方では無かったが、当時の私に話を合わせてくれてとても楽しかったのを憶えている。
SSKさんに合わせ一本、また一本と後部座席の灰皿に短くなった赤LARKを押し付ける。
両親や親戚の車以外は殆ど乗ることがなかったので、先輩の車で一緒に堂々といっぷくしながら談笑することが当時の私にとっては新鮮で、楽しくてしょうがなかった。
時間はあっという間に経ち、隣町のショッピングモールも過ぎて更に遠いどこかへ向けて車を走らせる。

もっこり「どこまで行くんすか?」

SSK「TO市だよ。とごろでもっこり君はこの前一緒やった勤行やってるが?」

もっこり「まぁ…ちゃんと合ってるかは分かんないんすけど(苦笑)やってますよ。」

SSK「なにぃ!?マジでがー!!」

びっくりするくらいのリアクションを見せる。
彼の声は発狂に限りなく近かった。
何もそこまで大声出さなくても…そう思っていると彼は携帯電話を取り出して、興奮気味に誰かに電話をする。

SSK「もっこり君勤行やってるって、ヤベーよマジでありがてぇ!!」

そのようなやりとりはせめてこっそりとして欲しかったのだが、余程興奮していたのだろう。
それにしてもこの勤行を続ける人ってそんなに少ないのか?と思った。

やりとりを終え、SSKさんは私に質問を始める。
勤行やってていいことはあったのか?勤行を続けようとしたきっかけは何だったのか?そのような内容だった。

もっこり「いいことがあったかどうかはまだよく分からないですけど、今生きてて充実感が全然ないんですよ。友達と会っても大体いつも同じように遊んで、学校行っても家で過ごしていても同じように時間が流れていくだけで…とにかく人生がつまらないと思っているんです。生活に刺激が欲しいっていうんですかね。良く言えば充実したいって感じです。それで、無邪気に話してる大人の人たちを前の勤行したところ(自宅拠点)で見て、勤行しながら皆さんと会ったり話したりしていけば自分の人生観も変わって充実できるかなって思ったんで、続けてみてます。」

SSK「んだながぁ〜いやぁありがてぇの!!絶対もっこり君さも功徳あるがらや。」

もっこり「くどくってなんすか?」

SSK「功徳はいいコト、ご利益のごどだよ。工藤くんのごどじゃねぇぞ!JJなんか国が払ってながっただげなんだげども、106万の臨時収入があったんだぜ!」

もっこり「マジっすか!?106万ってヤバいっすね!」

SSK「それがやぁ…あの野郎何に使ったど思う?」

もっこり「酒とかうまいもの食べてなくなったとか?」

SSK「惜しいげどあの野郎はもっと馬鹿だぜ!もっこり君があの野郎の立場だったら何に使う?」

もっこり「惜しいんすか(笑)自分があの人だったら、やっぱ安く借りれるアパートを先に探しますよね。そしたら一回ぐらいは高級寿司とか食って、免許がなかったら免許取って、免許があれば中古車買いますよ。」

SSK「普通だばそういう使い方するよの。でもアイツは毎日ビジネスホテルさ泊まって、ホテル駅前だなさすたみな太郎さ毎日タクシーで30kmかげで通って、チャリ改造しまぐって1ヶ月足らずで全部なぐなっちまったたんだぜ!せめて電車乗れよってな、使い方馬鹿だろ(爆笑)」

もっこり「やっぱあの人レベル高いっすね!!すたみな太郎が贅沢の限界レベルってが!!(爆笑)」

今振り返れば、悪鬼魔神入りしニセ本尊による魔の通力に誑かされて、当然六根清浄がされていないJJは、そういうお金の使い方で身を滅ぼしたのであろう。
実際臨時収入が入った時点で、
「大六天の魔王め、かかってこい!バキュームカーで吸い込んでやる!!池田のブルドッグソースめ。んんぅ〜〜〜〜!!!」
などと口にしながらシャドーパンチをして、すぐ勤行もやめたらしい。
臨時収入が入るまではSSKさんに電話で、


「おで、今日ごんぎょぉ6かいやったよ!」

このようなやりとりが毎晩なされていたらしい。とことん分かりやすい人だなぁと思う。

2人で大笑いしているとTO市の自宅拠点の駐車場に着いたが、どうやらビデオには間に合わなかったらしく、SSKさんは少しだけ残念そうな表情を見せる。
…誰かが私達が乗っている車に歩いて向かってくる。


AS「あ、どうもASですぅ〜。もっこり君、今日がはじめましてだの。やっと会えだの〜嬉しい!今日はもう遅ぇはげまだ今度みんなで色々話そうの〜。」

もっこり「はい!はじめましてもっこりです。楽しみにしてます!それじゃ。」


初めて会ったAS支隊長は角刈りで眼鏡をかけていて長身の、板前さんの格好をさせたい様な感じの風貌だった。
紺色のつなぎ姿が勿体ない。そう思わせる人だった。

この日の夜の帰り際に、SSKさんが今度仏法の話をしたいと私に話して家の近くまで送ってくれた。


ーこの日を皮切りに、SSKさんが毎日の様に隣町から雪道2時間かけて、自宅拠点や日曜勤行、ビデオ放映などに連れてってくれる様になった。


そう、JJからの無言のバトンがこうして私に渡されたのだ。


※お読み下さった皆様へ/अनुरोध

For Japanese
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但し、変なのには全魂込めてシカト致しますので何卒ご了承願います。

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यदी तपाईंहरु को रूम सम्मा केन्स्योउकै"नन्म्योउआवरएङेक्योउ"को मन्छे आएको अनि मेरो मैल अद्द्रेस्स सम्मा मेस्सगे दिनुस ।
केन्स्योउकै को दर्मा म एक्दम नराम्रो ग्रूप त्यसैले । 

罪障もっこり副長(मोक्कोरी)
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