お話を進める前に…皆々様へ
あけまして、おめでとうございます^ ^
お正月は如何お過ごしだったでしょうか?
家でゆっくり過ごされた方、ご家族と出かけた方、中にはお仕事が忙しかった方もいらっしゃったかとは思います。
私もっこりは自宅でいつもと違うちょっとだけ贅沢な料理を作ったりして過ごし、先日は同志の皆様と一緒に大石寺で初登山に行ってきました٩( ᐛ )و

2019年、皆々様にとって良い一年でありますように☆彡
今年ももっこりブログをヨロシクお願い致します( ͡° ͜ʖ ͡°)



ーあれからJJがしつこくワン切りしてくる。

寝てる時も、食事してる時も、家でだらだら過ごしている時も…四六時中だった。

これは私も悪かったのだが、試験中で学校の教室内が静まり返る中でもJJからワン切りがあり、3和音のワンナイトカーニバルが鳴り響いた時もあった。
あの時は「今時3和音かよだっせぇ〜!!(笑)誰や?」と誰かが席の後ろから言っており、私は赤面を隠しながらポケットに手を入れて、さりげなく携帯の電源を切った。

生活に支障をきたすくらいの頻度だったので、さすがに腹が立った私は仕返しに夜中の3時頃にワン切りしまくってやろうとしたが、1発目のコールが鳴る前にJJが勢いよく電話に出た時はトリハダものだった。

そんなやり取りが続き、やがて彼からよく「会おうぜ!」と言われるようになった。


ー2004年12月下旬

まもなく2004年が終わろうとしていた。
テレビをつければ一年を振り返る番組ばかりで、どこのお店に行っても福袋の宣伝などで小さな冬の田舎町は賑わっていた。
お正月休みに入った会社やお店は静けさを見せ、毎日観ている街の景色はいつもと違った。
毎年のことだが、いつもこの時期になると一年が終わる切なさと新たな一年な対する新鮮な気持ちが同時に込み上がる。
そして、顕正会に入信してよりは、いつもこの時のことを今になってもよく思い出してはしみじみとしながら一人で懐かしんでいる。

そんな冬休みに入ったある日、私はJJから「おでの部屋さ来い!」と誘われてそこに向かった。

好奇心から向かったそこは、アパートではなく老舗の旅館だった。
入口には立派な木彫りの熊が置かれてあり、小柄で人当たりの良い女将さんと思しきご婦人が「いらっしゃいませ!」と私に声をかけてきた。

もっこり「JJさんはいらっしゃいますか?」

女将さん「はい、こちらになります。」

部屋を案内され、そこをノックする。

JJ「うぇ〜いよぐ来だっけのぉ〜どおぞ!」

もっこり「お邪魔します(笑)ってかJJさんって下宿してるんすか?」

JJ「いや、あの女将さんいい人だがらおでだげタダだよ…!」

もっこり(…怪しいな(笑)目泳いでるしこりゃ居候だろ!)

私が怪しみながら彼の顔をじっと観ていると、JJがカバンから1枚のDVDを取り出し、彼はこれを一緒に観たいと私に語りかける。
彼の表情は真顔だ。私もそれに合わせる。
彼は手際よく、DVDをポータブルプレイヤーにセットして、再生ボタンを押した。


内容はアダルトビデオだった。


顕正会関連のDVDだと思った方も少なからずいらっしゃったと思う。
高校生の私にこんなモノを白昼堂々と見せる彼に対して、呆れた表情を出しながらこんな大人にはなりたくねぇな…と考えていた。
次の瞬間、彼が真剣な表情で口を動かし始めた。

JJ「もっこり君、この子めんごいだろ?おでの元カノの栃木の女どそっくりなんだわ。あの子どは結婚まで話がいった。160万円の指輪も買った。でもクソ兄貴が全部ダメさしたんだ!!」

顔を真っ赤にしながら私に訴えかける。
お兄さんは現役のヤクザで、JJのお金は全て騙し取られて転々と野宿をして、女将さんに頭を下げて旅館に泊めさせてもらっていたとのことだった。
誰がどんな歴史を歩んでいたのか分からないものだ。
彼に対して、切なさや哀しみという感情を読み取れた。今まで私が見たことのなかったJJの一面である。
しかし、申し訳なかったが私はビデオがうるさくて心の底から親身にはなれなかった。


ー更に、私は未来の同志と出会うことになる。

ある日、JJは駅前でシケモクを拾って幸せそうな顔でそれを整え、誰が口をつけたか分からないそれを吸い始めた。
話を聞くとこれは彼の日常で行われており、可哀想な姿になったショートホープに口をつけていた。
知らない人との間接キッスが日常に行われていたのである。

もっこり「汚ねぇ(笑)」

笑いながら本音が溢れる。
しかし、もう彼に対して驚いたり引いたりする事はなかった。
こういう人なのだろうと考えるようになっていた。感覚がマヒしていたのだろう。

JJを建物の影まで手招きで誘導させて、彼がシケモクを吸っている横で私も一緒にいっぷくする。
いっぷくが終わり、駅に戻るとJJは一人の高校生に声をかけた。
彼は私を見るなり挨拶をして、MKと名乗った。
MKとは今後、顕正会で共に幹部職となり活動する事になる。
彼は平成16年9月の入信になるので、活動はしていなかったがこの時既にJJの縁で顕正会に入信していた。
当時の私はこの事に関しては何の知る由もなく単純にJJの知り合いと考えていた。

MKは面識こそなかったが、地元では遊び人と言われ有名だったので私も名前は知っていた。
確かに、彼は長身で男前だったし持っているものは高そうなモノばかりで、高校生の中では明らかにお金持ちだったが、話していると大変落ち着いており、人当たりが良くて私からは好感が持てる人だった。
人は外見で判断できないと思った。
JJを交えて彼と暫く談笑した後に、隣街に住んでいたMKは携帯を開いて時間を確認した後に、初めて焦るような表情を見せた。
そのまま私達に挨拶を交わして速歩きで駅へと向かった。
そりゃそうだ。
田舎の駅だったので電車の本数が非常に少なく、真冬に乗り遅れたら凍死モノである。
私はMKの焦る気持ちを察しながら、彼が改札の中へと入る姿を手を振りながら見送った。


ー2005年1月上旬

学校の冬休みも終わった頃に、JJからワン切りがあった。
それに気付き、私も電話する。

JJ「もっこり君、今度の日曜日の日中に会おう!!日曜日じゃねぇどおではダメなんだ。」

もっこり「JJさんどうしたんすか?そんな急いで。まぁ9日は家の手伝いあるんで無理なんすけど、16日だったら大丈夫っすよ。」

JJ「ゔ〜…どうしても無理が。。。わがった、16日の午後4時で駅前集合だ。絶対来てくれっ!!」

もっこり「わかりましたよ(笑)ちゃんと来ますから心配しないでください。じゃあその時にまた。」

私は電話を切り、部屋のベッドに横たわる。
JJがこの日じゃないとダメなんだと、もの凄い剣幕で話してきたために少々引っかかる部分はあったが、あまり深くは考えなかった。
仰向けになる。
頭上にはムンクの叫びのでかいジグソーパズルが吊るされており、その隣にはラッカースプレーで「世界征服上等」とラクガキされた世界地図。ベッドの横には机があり、その上には様々なタバコの銘柄の空箱が無造作に積まれている。
狭い部屋だが、やはり自分の部屋が一番に安らぐ。
友人にメールを一通り返した後、消灯して眠りについた。



ー今まで静かに唸っていた運命の歯車が、この日の夜から急速に動き始めた。